桜杖会|学習院ホッケー

ホッケーとは

【歴史】
ホッケーの起源は古代エジプト(紀元前2000年)にまでさかのぼると言われています。ナイル川流域で発見された壁画にホッケーをプレーしている様子が描かれています。
近代ホッケーの起源はイギリスにあります。1887年、イギリスで「ホッケー協会」が組織され、ルールが制定されました。そして1908年にオリンピック競技として認定されました。
日本における歴史は、1906年アイルランドの牧師 T・グレーにより慶應義塾大学に伝えられました。1937年「日本ホッケー協会」が組織され、同年より「全日本ホッケー選手権大会」が始まりました。

オリンピックは、男子と女子競技が行われており、男子は1908年ロンドンオリンピックから、女子は1980年モスクワオリンピックから正式競技となりました。
男子日本代表は1932年第10回ロサンゼルスオリンピックで銀メダル。続くベルリン大会もメダルこそ獲得できませんでしたが、第1組で2勝1敗の成績を残しました。その後、戦争によリオリンピックへの参加は長らく途絶えますが、1960年ローマ、続いて東京、メキシコ大会にも出場しましたが、続くミューヘン大会の出場権を得ながら協会の手続きミスで参加できず、以後、今日に至るまで出場できていません。
ホッケー女子日本代表は、2004年アテネオリンピックで初出場を果たし、その後も北京、ロンドン、2016年のリオと4大会連続出場となります。

【概要】
ホッケーとは、各チーム11人ずつ(うち1名はゴールキーパー)の2チームが芝の上でスティックを使いボール(硬球)を相手チームのゴールに打ち込む競技です。
試合コートは縦100ヤード(91.44m)×横60ヤード(54.86m)※1。
ゴールの大きさはゴールはタテ2.14m、ヨコ3.66m※2
ゴール前には半径16ヤード(14.63m)の半円状のサークルがあり、その内側からのシュートでなければ得点と認められません。
試合時間は、前後半各35分、ハーフタイムは5分もしくは10分。
時間内に得点を多く決めたチームが勝利となります。
同点の場合は、前後半各7分30秒のゴールデンゴール方式の延長戦となります。
それでも決まらない場合は各チーム5名ずつのペナルティーストローク(PS)戦になります。
選手交代は自由で、何度でも交代ができます。
一度下がった選手も再びプレーに参加できるので、戦況、体力に合わせた戦術を組むことが大切となってきます。